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zoom RSS 湯ヶ島・西山・小涌谷・袋井の旅 B

<<   作成日時 : 2017/07/31 09:00   >>

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3日目
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コース
慶雲館から早川沿いに来た道を戻り、富士川右岸の国道42号線(静岡市・甲府市間)を北上しました。甲府盆地に入り、視界は開け空が広がりました。再び富士川を渡り、市川三郷町に入り、中央市、笛吹市に入り、石和温泉をすこし観察した後、国道137号線(富士吉田市・笛吹市間)を走しり、御坂峠を越えて川口湖畔に出ました。富士吉田のメインストリートを上り、3度目になる山中湖畔の道を避けて、別荘などが点在する森を抜け、国道138号線(小田市・富士吉田市)で御殿場に下りました。悪路の県道を上り箱根スカイライン、そして芦ノ湖スカイラインを左に芦ノ湖周辺を見ながら山の稜線を南に走りました。箱根峠で国道1号線に出て、元箱根から芦ノ湖の北岸を走り、龍宮殿で日帰り温泉を楽しみました。再び国道1号線の坂道を下ると小涌谷温泉の宿「三河屋旅館」に到着しました。

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道の駅富士川
早川町から身延町に出て、富士川の右岸を走り、富士川町に入り富士川を渡りました。市川三郷町の堤防を走っていると左手に長い橋―富士川大橋(606メートル)―があり、渡りました。橋の西詰に在る建物が新しい「道に駅富士川」に入ると、地元の果樹園の多くの若者が採れたて桃やスモモを並べていました。スモモを買って、その夜旅館で冷やして食べました。果汁と甘味がちょうどよろしい。
帰宅して調べると、桃もスモモも山梨県が生産量日本一なのです。「桃といえば岡山」というのは昔のことで、現在、山梨県が全国生産のほぼ3分の1、岡山県は5位で6%です。確かにスーパーで岡山産の桃を観ることはほとんどありません。山梨県産が関西でも力を持ち、広く販売されているようです。

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「シャトレーゼ」と「よっちゃん」
富士川水系の笛吹川の南岸を東に走り、中央市に入ると目の前に「シャトレーゼ」の大きくきれいな工場(豊富工場)が現れ、その少し先にこれよりちょっと見劣りする「よっちゃん食品工業」の工場が在りました。さらにその先に甲府市内の「シャトレーゼ」の本社工場(中道工場)がありました。この界隈が「食品工業団地」です。
「シャトレーゼ」を初めて知ったのは、京都の桂坂に住んでいる時です。桂坂住宅の入り口に大きな店ができ、和菓子、洋菓子―生もののケーキも―、アイスなど多彩で美味い菓子が販売されていました。それらがすべて山梨県の工場で製造された物で、菓子業界の新しいビジネスだと思いました。
「シャトレーゼ」の前進は、斎藤一族の弟が今川焼き風のお菓子「甘太郎」を甲府市で製造販売し、兄が同じく甲府市でアイスを製造販売し、1967年に統合して「シャトレーゼ」を立ち上げました。その後菓子の製造販売は全国展開とし、現在、工場は山梨県に3工場のほか北海道と九州にそれぞれ工場を操業しています。
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画像「よっちゃん」は、金井芳雄氏が1958年、甲府市でスルメの加工を始め、現在各種の「駄菓子」を製造販売しています。ヒット商品はスルメを材料としたもので、誰もが一度は食べたことがある国民的駄菓子かもしれません。近くのセブンイレブンで「よっちゃん 駄菓子屋かみかみするめ」を買って食べてみました。堅いスルメで噛んでもなかなか亡くなりません。無難な加工スルメです。

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石和温泉
今年の後半の温泉巡りで訪問する予定でした「石和(いさわ)温泉」は、笛吹市に在って、さほど遠くはないので事前観察に寄ってみました。1961年の温泉掘削で発見された新しい温泉で、東京に近いこともあり、一時、かなり繁栄したらしく宿の数は150軒ほどにもなったそうです、現在も50件と少なくはなく、歓楽街も魅力の一つなのかもしれません。ありふれた町並みに大型の温泉旅館やホテルが散在する温泉地で、わざわざ来るほどのことないと判断し、温泉巡りから外しました。

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観光農園
富士吉田市に向かう国道137号線の笛吹市内の沿線に多くの観光農園が並んでいました。なかにはブドウや桃の大きな果樹園を備え、客が直接果物を摂れるようにした店も少なくありませんでした。その一軒で「もろこし焼き」(1個300円)を食べました。地元産らしいのですが粒が小さいが味は普通でした。

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天下茶屋
国道137号線から右にそれて県道に入り、蛇行が続く山道を登り、古くて狭いトンネル「御坂隧道」を抜けると峠の茶屋にしては大きな「天下茶屋」があり、眼下に川口湖畔が展開していました。ここでも富士山の下3分の2は見えるが頂は雲の中でした。
この茶屋は1934年にここ「御坂峠」で開業したそうです。戦後の1967年に峠の下に新しいトンネル「新御坂トンネル」が開通したことで、休業を余儀なくされたそうです。しかし、1978年に再開して現在に至るそうです。確かに、古く由緒ある峠の茶屋らしい雰囲気で、訪れた時少なくない客が店内で昼食を摂っていました。
この茶屋の前で何故か「京都3ナンバー」の白い車を見かけました。車から中年の夫婦らしい二人連れが出てきました。女性の方に「私も京都」と声を掛けただけです。

クーラーが効かない
画像川口湖畔を走っている頃からか、快適なドライブのはずが自車または自家用車のホンダの「インサイト」のクーラーの調子が極端に悪くなってしまいました。冷風が少しは出るが、その後熱風が出てしまうのです。やむなく窓を開けて運転しますがトンネルで苦しみました。帰宅までこの状態が続き、車を運転している間は酷い旅となったのです。
悪い状態が変わらないので、いつも利用するホンダカーズ京都右京店に電話したものの成す術はありません。
帰宅後、前以て予約した時間にクーラーの効かない車で修理のために行きました。この店にはディーラーの他に居る車のプロは車本体とは関係ないクーラーについても詳しく「クーラーをコントロールする電子部品が故障しているらしい」と私に説明しました。翌日にその交換部品が入るとのことで、一旦帰宅し、翌日伺ったところ20分ほどで部品の交換が終わり、クーラーは見違えるほど調子がよろしい。費用は技術料込で3000円ほどでした。

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箱根・芦ノ湖スカイライン
御殿場の市街地を通過して箱根スカイランの入り口を目指しました。山中の県道はひどい路面でしかも蛇行が多い坂道でした。ほとんど放置されていると受け取られ、スカイラインのアクセス道路として静岡県は認識していないようです。

画像実際、スカイラインの料金所の近くには朽ち果てた「富士見茶屋」の廃墟がありました。ここから富士山は観えましたが、頂は見えません。この茶屋の前の三叉路の一方は御殿場に至る県道、もう一つは箱根スカイランへの道、そしてもう一つの道の先に車一台しか通れないトンネル―長尾隧道―があり、抜けてみました。長尾峠(標高911メートル)から観光案内図でみるような眺望が展開していました。左手に仙石原のゴルフ場や別荘群、正面はロープウエイの駅がある駒ヶ岳、右手は海賊船が浮かぶ芦ノ湖です。箱根の魅力が理解できたような思いで、峠を下りてみたくなったくらいです。
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1972年開通した「箱根スカイライン」は湖尻峠で、1962年に開通した「芦ノ湖スカイライン」までのつなぎ的な自動車道です。自動車時代に呼応して全国各地の多くの観光地でスカイラインやドライブウエイが開通した時代でした。近くの嵐山高尾パークウエイは1965年開通しています。
開通同時、東京に近い「芦ノ湖スカイライン」は家族連れや若い二人連れで賑わい、スカイラインを走ってリッチな気分に浸ったことでしょう。
このスカイランは、箱根山の外輪山の稜線に在り、西に富士山、東に箱根を望める観光道路で、当日、晴天で見晴らしがよく、レストハウスの駐車場には10台ほどの車が止まっていました。

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龍宮殿
芦ノ湖スカイラインの料金所で600円払い、箱根峠で左に折れて国道1号線に移り、元箱根へと進み、箱根神社の下の湖岸道路を北に走りました。
その先にプリンスホテルグループの芦ノ湖畔蛸川温泉龍宮殿の本館が在りました(宿泊棟の新館とは廊下で繋がる)。蛸川温泉は1987年に掘り当てられた温泉で、箱根17湯のなかでは一番新しいそうです。当日、たまたまこの本館が日帰り温泉リニューアルで夕方から再開したのです。2番目の客として入りました。大浴場は眼下に芦ノ湖が望めるというだけで普通の温泉で、露天風呂も設計がよろしくない。しかしプリンスホテルグループのブランドのためか料金は1800円とこの種の日帰り温泉では最高額です(当日はオープン記念で1000円)。
この本館を知ったのは、クラシックホテル関連のネット情報からです。
画像この本館の建物は、戦前、浜名湖の弁天島に開業した「浜名湖ホテル」の建物を戦後そのまま移築したという物です。浜名湖ホテルは、宇治平等院の鳳凰堂に似せた外観で、内部も贅をつくし、高級志向過ぎて、開業1年余で経営破綻したそうです。
浜名湖から箱根までそっくり移築するというには相当の資金と時間と技術を要したことでしょう。しかし老朽化が進み、さらに隣接して龍宮殿新館が開業したことで、この本館は使用されなくなり、その後プリンスホテルグループでは珍しい「日帰り温泉」として営業してきました。
リニューアルオープンで利用者が少なく、内部をよく観察できました。といっても1階の部分だけで、2回は未公開でした。本館吹き抜けの階段や柱は贅を尽くしたと受け取れるほど豪華は造りでした。しかし、建物の外からみると屋根の軒先を支える太い垂木は傷みが目立ちました。吹き抜け印象からして本館の基礎は強固なのでしょうが、外観は修復が必要のようです。

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石仏群
国道1号線をゆっくり降りていると「箱根石仏群」の案内標識があり、チェックインには少し早いので車を停めて観察しました。「元箱根石仏石塔群」とも呼ばれ、摩崖仏、地蔵菩薩、石塔など鎌倉時代後期の宗教遺品だそうです。箱根というと歴史的に江戸時代の箱根関の在るところというイメージが強いのですが、奈良時代、平安時代にも箱根峠が要衝として重視されたそうです。その時代にこの山地に石仏群が造られたのです。それにしても人や車の往来が多いこの場所に古い石仏群が在ることがどの程度知られているのか、また周囲に柵はなく管理なきに等しく野ざらし状態の石仏群が盗難にも遭わなかったことが不思議に思います。

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箱根の旧国道
国道1号線は西方向でみると、小田原付近で旧道と新道に分かれ、箱根峠で合流します。旧道は箱根駅伝のルートですが、坂道が急で蛇行が多く狭いこの道はトラックなどの大型車は少なく、ドライブコースです。箱根の緑多い森の中を走るような感覚を楽しめます。
今回、久しぶりに走って気付いたのですが、国道沿線が綺麗なのです。改めて観察してみると看板がほとんどありません。旅館やホテルの必要最小限の看板と交通標識だけです。自販機も置かれていません。京都の高尾や高山寺界隈の国道では環境破壊型の看板が多く、自販機も少なくありません。
これは観光のため箱根町が規制しているのだろうと推測しましたが、その夜泊まった宿の事務長らしい高齢の男性に聞くと、国立公園内だからとのことでした。そういえば先の雲仙の旅でも島原半島の雲仙温泉周辺では道に看板が極めて少なかったことを思い出しました。
それにしても国内の各地の山間部を走ることが多い私ですが、緑多い山々の美しさに心安らぎます。

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三河屋旅館
旅館の看板はほとんど見えないで通り過ぎるところでしたが、カーナビを頼って間違いなく宿の前に着けました。創業130年との老舗旅館ですが、外観は由緒ある古風な造りですが、ここでも傷みが気になりました。旅館の目玉であった「離れ」は既に放置状態でした。旅館の玄関あたりは心地よい古さを感じ、とりわけサロンからの眺めは「箱根らしく」素晴らしい。このサロンには珍しいアメリカ製の箱型ジュークボックスがあり、試しに100円コインを入れて山口百恵の「いい日旅立ち」を聞きました。
玄関近くに在る雑然とした事務所の内部が見えるのはよくありません。また高齢の仲居さんに部屋へ通される間、内部を観察しましたが、傷みが目立ち、メインテナンスがよくありません。旅館の売りの一つは、明治時代に造られたという天井の高い木造の「明治風呂」ですが、やはり傷みや汚れが気になりました。前々日の湯ヶ島温泉の落合楼村上と比較してしまいます。
食事は、この種の旅館で多い標準的な内容で、まずくもなければ美味くもないといったレベルでした。改装したばかりの食堂のデザインセンスもあまりよくありません。
客室の在る4階建てのコンクリート棟は、東京オリンピックの時に新築したもので、標準的な客室にしては眺めがとてもよろしい。もっともよく、その夜は「みやのした」と表示されたひょうたんの電飾が離れた山の中腹に灯されていました。その隣の山に昔から在る「大文字焼き」と同様にセンスが問われる代物です。

画像先代の女将が愛知県生まれということで名付けたらしい「三河屋旅館」ですが、気づいたこととして高齢の主人または社長と高齢の事務長、さらに若くはない仲居さんたちと、数人の若手の従業員がこの旅館で働いており、中間的なベテランスタッフを見かけなかったことです。旅館のサイトから受ける印象と異なる現実の三河屋旅館は、有名温泉地に在るにもかかわらず、老舗温泉旅館の経営、古い建物の維持管理など難題が多いようです。これも先の「落合楼村上」とこの後の「葛城北の丸」を知って言えることかもしれません。
もっとも外国人には人気があるらしく、その夜も10人ほど宿泊していました。

虫がいない
部屋のベランダから夕方、早朝の風景はとてもよく、夜、窓は開けたままで休み、目覚めてもベランダでうとうとしながら心地よい時を過ごせました。不思議に思ったことは、前日の慶雲館で窓には明かりを求めた数多くの虫が集まっていましたが、ここ箱根の山中の小涌谷の旅館の窓には虫一匹しか見かけませんでした。虫が寄ってこないことは正常なのか異常なのでしょうか?
(Cへつづく)


画像説明:地図(@慶雲館A道の駅富士川Bシャトレーゼ本社工場C石和温泉D天下茶屋E箱根スカイライン料金所(長尾峠)F龍宮殿G三河屋旅館)、左:富士川大橋(遠景は赤石山脈)と右:「道の駅富士川」にならぶ地元の桃、シャトレーゼ本社工場、よっちゃん食品工業本社工場、「よっちゃん駄菓子屋かみかみスルメ」(よっちゃん食品工業製)、石和温泉街の一角、観光農園の一つ(国道137号沿線)、天下茶屋(左手、奥が御坂隧道)、ホンダカーズ京都右京店、、右:長尾隧道内から峠を覗く(神奈川県と箱根町の道路標識)と左:長尾峠からの眺望(手前は仙石原、遠景は駒ヶ岳、右手は海賊船が浮かぶ芦ノ湖)、富士見茶屋(右手が箱根スカイラインへ、左手が長尾隧道へ)、芦ノ湖スカイラインからの眺望(中央に赤い屋根は「山のホテル」、右奥は元箱根)、左:龍宮殿本館と右:本館吹き抜け(太く長い柱)、箱根石仏群の一部、旧国道1号線(元箱根方向で右に三河屋旅館)、三河屋旅館(左上:玄関へのアプローチ、右上:サロン、左下:客室のベランダ、明治風呂の一つ)、ひょうたんの電飾。

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